花き栽培で復興する福島

農業メディア「AgriFood」の最新記事を購読しよう
line_addfriens_banner

テンプレート_TOPIC

 

福島第一原発事故の被害を受けた福島県で、花き栽培で復興を目指す動きが進んでいる。食品と比べて風評被害の影響が少ない花き類。国が進める「福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想」にも、花き産業への転換が盛り込まれている。

 

 

避難区域で栽培されたリンドウが高値で落札

 

避難区域の浪江町で生産されたリンドウは、東京の大田市場で36円の高値で落札された。通常の相場は1本10~30円程度である。生産者は、花きの栽培をきっかけに風評被害の影響をなくして将来は野菜なども販売していきたい、と意気込む。

 

浪江町のある双葉郡では60戸ほどの花き農家がいたけれど、事故後は激減。現在では新規参入者も含めて10戸ほどの農家が栽培している。県は2013年度から、花きの産地化を目指す実証研究に取り組んでいる。双葉郡は県内でもあたたかく、ハウスの暖房費を抑えられるメリットがある。

 

 

オランダの花き栽培を学ぶセミナーが開催

 

11月12日にはオランダ政府が主催する花き産業復興セミナーが福島市のホテルで開かれた。福島の復興に向けてオランダの花き産業を学ぶため、農業関係者など約150人が参加した。九州ほどの国土面積にもかかわらず、世界二位の農業大国であるオランダ。技術と流通システムなどを学び、花き産業で避難地域を復興させる。

 

将来的には、観光客を呼び込める植物園「フラワー・コースト創造プロジェクト」の実現も目指している。福島が花きの産地となれば新しい雇用も見込め、住民の帰還につながる。福島の復興は着実に一歩一歩進んでいる。

 

 

参考URL

<避難区域>福島に希望の花「咲かせる」-河北新報オンラインニュース

農業復興へ福島県と先進地・オランダ、「花き産業」で協力-福島民友新聞社みんゆうNet



3991