生ゴミやし尿をバイオガスと液体肥料にリサイクルする装置 イスラエルの企業が開発
イスラエルのベンチャー企業ホームバイオガスが生ゴミや動物のし尿からバイオガスと液体肥料を生成する装置を開発した。毎日3食分のガス、10リットルの液体肥料を生み出せる。
電気がなくても作動するオフグリッドタイプ。昼夜の平均気温が17℃のときに機能する仕組みとなっている。生ゴミ1リットル(一辺10cmの立方体に入る量)あたり、200リットルのガスを生成する。これは強火で1時間ほど調理できる量だという。1日で処理できる量は生ゴミなら6リットル、動物のし尿なら15リットルまで。
(生ゴミと動物のし尿からバイオガスと液体肥料を生成。画像:HomeBiogas)
重さは35キログラム未満で、組み立てる前なら大人ひとりで抱えられるサイズ。装置を組み立てて使えるようにするまでは2人で2時間ほどかかる。サイズは高さ127㎝、長さ165㎝、奥行き100㎝。なお、設置からバイオガスを生成するため2~4週間ほど時間を要する場合もある。
バイオガス社のHPによると、未処理の有機物から発生するメタンガスを低減させ、地球温暖化にも効果が期待できるという。平均気温が17℃の温暖な地域であれば、電気がなくても作動するのが特徴。