農業生産者・企業・JA・金融機関が一体となり、京野菜の冷凍加工事業に参入
岩谷産業㈱と農業生産法人こと京都㈱は、14日、2017年から京野菜の冷凍加工事業を開始すると発表した。2社は、共同出資により2015年12月にこと京野菜㈱を設立。今年12月には京野菜の冷凍加工場を竣工、来年から製造出荷を開始する予定だ。
岩谷産業はプレスリリースにて、以下のように発表した。
こと京都、京都府内JAなどが生産した京野菜を、岩谷産業が有する独自の冷凍技術「フレッシュ・アイ製法」を用いて、2016年12月に京都府亀岡市に新設予定のこと京野菜工場で冷凍加工します。京都府産京野菜の生産・冷凍加工までを一貫して手掛けることが今回の事業の特長です。
また、「農林水産業協同組合ファンド」と「きょうと農林漁業成長支援ファンド」から出資を受けることが決定。農業生産者、パートナー企業、JAグループ、京都府内の金融機関が一体となり、高付加価値商品の安定供給を行っていく。「26年度に出荷量600トン、売上高6億円を目指す。」と日本経済新聞は報じている。
岩谷産業は、冷凍食品事業に1974年より参入、現在約300品目の冷凍野菜・水産加工品・畜肉加工品の輸入販売を行っている。