JA全農とオフィスの置き野菜サービスを手がけるベンチャーが資本提携 オフィス向けの国産野菜・果物消費拡大へ

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JA全農は、オフィス向けの置き野菜サービスを手がけるKOMPEITOと資本提携をした。全国のJAの農産物や加工品を供給して商品力を強化させることが狙いだ。また、JA全農を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施した。

 

KOMPEITOは「OFFICE DE YASAI (オフィスで野菜)」という置き野菜サービスを手がけるベンチャー企業。オフィス内で食べられるひとくちサイズにカットされた野菜のパック詰めがメインの商品。1パック100円程度でいつでも購入できる。2014年4月のサービス開始以来、従業員の健康に関心の高い都内のオフィスを中心に、300社を超える企業が利用している。生野菜や果物、レンジで温める温野菜、お菓子やスイーツ、ドリンク、惣菜などの加工品を取りそろえている。

 

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(画像:OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜) | プレスリリース

 

KOMPEITOはJA全農のネットワークを活かして、商品ラインナップの拡充と質の安定化を図る。これまで野菜の生産者は同社が探してきたが、今回の提携によりスピーディに全国の生産者とつながることができる。16年度中に現状の倍である600社の顧客獲得を目指す。一方、JA全農は企業向けという新しい販路を通じて、国産野菜・果物の消費量を増やしていく。

 

JA全農はOFFICE DE YASAIの「企業向けチャネル」に適した商品の共同開発や、新商品のテストマーケティングを行う等の取り組みにも着手しています。また、全農ブランド商品やドライフルーツ、全農オリジナルのトマト品種「アンジェレ」の供給などがスタートしています。

(「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜) | プレスリリース」より引用)

 

JA全農にとってベンチャー企業への純投資は初の試み。今後も同様の取り組みは続けていくという。

 



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