阿蘇山爆発的噴火 噴石でビニールハウス70棟に穴

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阿蘇山・中岳第1火口(熊本県)の爆発的噴火を受け、国土交通省は9日、専門家を派遣して降灰の範囲や量を調べた。大雨が降ると、火山灰を巻き込んだ土砂災害が起きる恐れがあるためで、実態把握を進める。阿蘇市によると、農業用ビニールハウス約70棟で噴石が原因とみられる穴を確認、ガラス温室のガラス計約120枚が割れていることも分かった。

阿蘇市によると、農業ハウスの被害は火口の北東8~10キロにある地区で確認した。市全域の状況は分かっていない。

一方で、県道阿蘇吉田線の通行止めは9日に一部が解除され、火口から約3キロに位置する観光スポットの草千里まで車で入れるようになった。火口に近い約1キロは通行できない。降灰で運休していたJR豊肥線の阿蘇―豊後竹田間も9日から運転を再開。停電も全面復旧した。(続きを読む)



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