断水5カ月半ぶり解消 南阿蘇村の2地区

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熊本県南阿蘇村の長野・袴野地区(158戸)で1日、地震から5カ月半ぶりに断水が解消された。熊本地震と豪雨で水源が埋まったため、新たな仮設井戸を掘削。生活や農業用に水くみを続けてきた住人から喜びの声が上がった。

村内のほとんどが地区ごとの水源を使う簡易水道。両地区では4月の地震で配水管が破損し、さらに6月の大雨で水源が土砂に埋まるなどしたため、断水が長引いていた。このため、村は8月から長野地区の山中に新たな井戸を掘削した。

あか牛17頭を育てる長野地区の繁殖農家、山口達志さん(60)は地震後、給水所に片道15分をかけて軽トラックで通い、牛の飲み水約1トンを運ぶのが日課だった。通水の知らせを聞き早速、牧場の水飲み場の蛇口をひねり、牛に水を飲ませた。(続きを読む)



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