JR九州が農業事業を拡大 6次化の推進でブランド化を狙う

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JR九州は農業に関連するビジネスを拡大する。6次化によるブランド化を進め、農業事業での収益を強化する狙い。鉄道や観光事業にもプラスとなる6次化を柱にして、農業事業を拡大していく。

 

JR九州が農業に参入したのは2010年。九州各地の農業生産法人を統合してJR九州ファームが14年に生まれた。後継者不足の農家から農地を借り、現在は8カ所の農場・養鶏場を運営している。

 

 

青果店と洋菓子店で6次化を推進

 

JR九州ファームは15年の5月に「八百屋の九ちゃん」1号店を福岡市内のJR千早駅前に出展。3月下旬に2号店をJR吉塚駅前、4月下旬に3号店をJR博多駅直結の施設にオープンさせる。

 

扱うのは自社の生産物や九州産の青果、加工品。蒸し野菜のような半調理品や、数種の野菜を小分けにしたセットなど、単身者をターゲットにした調理しやすい商品で攻める。その他、6次化の拠点として洋菓子店をJR天拝山駅の近隣に開業。自社生産の卵を使ったスイーツを販売する。

 

九ちゃん1号店の売上は当初目標の年4500万円を上回るペースで伸びている。3店舗で億単位の売り上げを目指す。JR九州ファームの15年3月期売り上げは約4億円。19年3月期には15億円にすることが目標だ。

 

 

参考URL

JR九州、農業関連ビジネス拡大 青果や洋菓子で3店-日本経済新聞



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