自動車マフラーの技術を応用して、ハウス内のCO2を再利用 フタバ産業が開発

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自動車マフラーを製造するフタバ産業が、ハウス栽培用のCO2貯蓄・施用装置を開発した。加湿器の排ガスから有害成分を取り除いて、CO2を植物に吹きかけることで光合成を促進させる。

 

従来のハウス栽培では、暖房のため加温機を夜間に稼動させる一方、光合成促進のために燃焼式のCO2発生機を昼間に稼動させていた。今回、同社が自動車マフラーで培った技術を応用して開発したCO2貯蓄・施用装置を開発は、夜間に発生したCO2を再利用する。そのため、わざわざ昼間に燃料を使って光合成のためにCO2を生み出す必要がなくなる。

 

また熱交換の冷却技術により、CO2は常温まで冷やされているのでハウス内の温度を上げることもない。装置は電動のため燃料費も抑えられるのが強みだ。

従来のCO 2 発生機から出るCO 2 は熱を持っているため、 ハウス内の温度を上昇させてしまうという欠点がありますが、 当社の装置から出るCO 2 は常温まで冷えているという点も高く評価されています。

(フタバ産業「ハウス栽培用CO 2 貯留・施用装置の開発」より引用)

 

装置の導入により、収量の増加と燃料費が大幅に抑えられたことを日経新聞が報じている。

奈良県農業研究開発センターによると、収穫量は新装置の設置前に比べ、イチゴは1.4倍、トマトは1.3倍に向上。燃料費は15分の1に抑えられるという。

(日本経済新聞「フタバ産業、農業分野へ進出 マフラー技術で光合成促進」より引用)

 

フタバ産業は16年度中に試験販売をはじめ、17年度には事業化を目指している。



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