こだわりの生産者と小規模飲食店をつなぐ新サービス「SEND(センド)」
食の問題を解決する事業に取り組んでいるIT企業プラネット・テーブルが、小規模な飲食店と生産者をつなぐサービスを始めた。サービス名は「SEND(センド)」。生産者がネット上に出した食材を1個からでも飲食店が購入できるようになる。
少ない食材ロスに、迅速な配送
飲食店は専用サイト上に出品されている食材をスマホから注文する。個数やグラム数など、必要な分だけ注文できる。配送はプラネット・テーブルのスタッフが行い、市場の休日でもOK。出品されていない食材のリクエストも受け付けており、食材ロスは3%と低水準だ。
現在は150を超える飲食店と200人の生産者が利用している。最短で翌日配送も可能なのが強みだ。食材の仕入れが不規則な小規模店舗、都内への販路を持たなかった生産者、ともにメリットがある。
農家が生産に専念できる環境を実現
プラネット・テーブルが配送の手間、食材の説明を代行してくれるので農家は生産に専念できる。また、飲食店の需要に基づいた作付けする品種や栽培のアドバイスも受けられる。
今後は市場に出回っていない珍しい野菜も出荷して、競争力を高めていく予定。さらには、各エリアごとに配送と小売りの拠点を設けて、一般消費者にもこだわりの食材を提供していくという。
生産者と実需者をダイレクトにつないで、需要と供給のミスマッチを防ぐ新しいサービスの今後に期待したい。
参考URL
必要な食材を必要な人へ!全国の生産者と需要者を直接つなぐ食のプラットフォームとは?-Techable(テッカブル)