シェア拡大を続ける業務用米 生産者との連携強化を望む、中食・外食事業者

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米穀機構が「中食・外食事業者等の米の仕入等の動向」を発表した。食の安全・安心財団の調査によれば、2009年から14年の直近5年間で、外食の市場規模は3.0%、中食(弁当給食を除く料理品小売業)は12.8%増加している。この傾向は今後も続くことが予想され ている。

 

米の産出額は84年の3兆9,300億円をピークに減少しており、14 年には1兆4,343億円とピーク時の約1/3の規模になっている。そんな時代でも中食、外食、加工米飯などの業務用米のシェアは増加している。

 

今回、アンケートの対象となったのは中食事業者3社、外食事業者6社、給食事業者8社の計17社。

 

米の仕入れ先で最も多いのは「卸売業者」で、「JA」、「生産者」、「商社」と続いた。卸売業者を頼る理由としては、調達の効率化、必要量の安定的 な確保、仕入れ価格に応じた原料調達が可能であることなどのメリットからだと思われる。契約については単年契約が多いが、仕入れの一部は複数年契約をする などとしている事業者もある。

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(画像:米穀機構)

 

過半数の事業者が生産者や産地との連携に前向きであることも判明した。具体的な意向としては、契約栽培の拡大、直接仕入れの拡大、実需者から生産者への情報提供などを望む声が多かった。

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(画像:米穀機構)

 

 

生産者、産地への要望としては、品質・価格・量での安定供給が多く見られた。原料米を供給するだけでなく、よい製品作りのパートナーとして連携したいという要望を持つ事業者もあった。産地とのつながりを強化して、安定的な仕入れを臨む事業者が多いことが浮き彫りとなった。

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(画像:米穀機構)

 

今回の調査の詳細はPDFファイルにて公開されている。



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