新幹線で立ち退き最後の新米贈る 敦賀高運動部の好結果を期待
北陸新幹線の敦賀延伸で立ち退く福井県敦賀市の農業池田耕一さん(49)が30日、車両基地の建設予定地で栽培したコシヒカリの新米300キロを敦賀高運動部の生徒に寄贈した。来年以降、ここで米作りができなくなる池田さんは「この土地の最後の米を食べてもらって、好結果を出してほしい」と期待していた。
2022年度の敦賀開業に向け敦賀市内でも用地取得が進められており、池田さんも先祖から受け継いできた田んぼや家屋が立ち退き対象となった。リオ五輪に同校陸上部出身の北川貴理(たかまさ)選手が出場したことや、同部の橋本洋顧問が幼なじみだったこともあって、寄贈することにした。(続きを読む)