「おためし農業体験」で農業を知る ~りんごの生産・加工からレストランまで。6次化を手がける(株)りんごの企画~

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「みんながもうかる農業」をキャッチフレーズに、市内外から「おためし農業体験」参加者を募集している山口市。水稲、露地野菜、施設野菜、酪農、肉牛などさまざまな農家が受け入れ先となっており、個別の希望に応じた農業体験に取り組むことができる。

 

前回、アグリフードでは受け入れ先のひとつであるイチゴの生産法人「ベリーろーど」を紹介したが、今回はりんごの6次産業化を進める「りんごの企画」を紹介したい。

「おためし農業体験」で農業を知る ~西日本一、5.4haのイチゴハウス生産に挑戦する(株)ベリーろーど~

 

 

50年以上の歴史を持つ老舗りんご園

 

昭和38年に開園したりんごの企画のある山口市の徳佐地域は、同様のりんご園が20件ほどが集まる地域。今でこそりんご農家の集まる地域として知られているが、開園当初は非常に珍しかったという。1960年代~70年代にはレジャーブームの影響もあり、多くの観光客でにぎわったとのこと。

 

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りんご園には、家族連れや団体旅行客が多く訪れる

 

 

直売所でりんごやケーキ類、加工品を販売

 

6次産業化を目指すりんごの企画は、「りんごの駅」という直売所を経営している。りんごを加工したアップルパイやロールケーキなどの菓子類を販売している。以前はレストランも開業して、りんごカレーなどのメニューを提供していたが、現在は人手不足で休業中。同社はりんごの個人宅配が好調だが、今後は直売所を通じて現地でのりんごや加工品販売にも力を入れていく意向だ。

 

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直売所では、地元の特色を活かしたジャムやジュースやワインなどの加工品を作っていきたいという

 

 

 若手も活躍中、創作意欲のある人材を求む

 

りんごの企画が求めるのは、創作意欲のある人。従業員はパートも含めて10人。最近では20代の若手も入社するなど、多様な人材を受け入れている。将来は地域を巻き込んだ「りんご公園」のようなテーマパーク構想を描いている。農業体験の際にはぜひ、6次産業化の根本であるりんごの生産現場をしっかりと見て学んでほしいとのこと。

 

山口市の「おためし農業体験」の実施期間は2016年9月1日(木)~2017年3月31日(金)の7ヶ月。詳しい情報は山口市のWebサイトを参照してほしい。「みんながもうかる農業」の実現に向けて、先進的な取り組みをはじめた山口市の今後に注目したい。

山口市おためし農業体験参加者募集【山口市おいでませ農の担い手確保事業】 -山口市



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