ファミリーマートがコールドチェーンを構築 産地や生産者を指定した「デパ地下並み」高品質サラダを発売

農業メディア「AgriFood」の最新記事を購読しよう
line_addfriens_banner

スクリーンショット 2016-06-26 15.32.57

 

ファミリーマートは、収穫後から店舗まで一貫した低温管理で配送するコールドチェーンの構築により実現した高品質レタスを使ったサラダを発売する。こだわりレタスのサラダなど、ラインナップは全10種類。

 

土壌診断を行い、標高、産地、生産者を指定したレタスをコールドチェーンで配送し、高品質なサラダを目指す。

nics_press20160608_2_grah1

(画像:ファミリーマート

ファミリーマートの目玉商品は、いずれもレタスにこだわった「シーザーサラダ」(370円)と「エビのサラダ」(298円)。レタスは長野県の標高800メートル以上の産地を中心に、手入れの行き届いた農家から仕入れる。工場でサラダに加工し店舗に並ぶまで10度以下で管理する。常温にさらされ傷みやすくなる青果市場は通さない。レタス以外の低温輸送も順次実現する方針だ。

(毎日新聞「ファミリーマート:鮮度保ち野菜配送 農家から直接仕入れ、サラダで販売」より引用)

 

産地のこだわりや配送の他、工場の設備も刷新している。高速丸刃スライサーでキャベツをカットすることで、ふんわりとした食感を実現。より美味しさを保てるよう野菜を洗う設備の変更も実施した。

 

毎日新聞の記事によると、同社の赤荻達也執行役員は「コンビニのサラダをデパ地下並の上質なイメージに替えたい」と話している。すでに大手コンビニでは、セブンイレブンが05年、ローソンは13年からコールドチェーンを導入。サラダの需要が高まる夏に向け、販売競争が激化しそうだ。



5871