小泉氏、農薬価格が農協間で最大2倍の格差との調査公表 報道相次ぐ
小泉進次郎・農林部会長は、30日の「農林水産業骨太方針策定プロジェクトチーム」の会合内で、同じ農薬でも農協によって価格が最大で2倍違うとの調査結果を公表した。
朝日新聞は、以下のように伝えている。
東北・北陸9県、21カ所の農協を対象に、農家に配る農薬予約申込書に書かれた価格をまとめた。農薬144種類の半数にあたる73種類で、最高値と最安値の価格差は2割以上。最も差が大きかったものは、最高値が1621円(3キログラム、配送料・税込み)に対し、最安値は860円(同)と2倍近い開きがあった。
(農薬の価格差、農協内で最大2倍 小泉氏「調査が必要」-朝日新聞より 2016/3/30 20:57)
公表の理由について、日経新聞は31日付朝刊で、「JAから借り入れのある農家は弱い立場にあると感じ、JAから買わざるを得ない事例も多い。JAごとの価格差を開示することで競争を促す」と説明している。
プロジェクトチームが始動した1月18日の前日にも、小泉氏は資材価格について言及していた。
農林水産業骨太方針策定PTで、私が中心となって取り組むのは、こういった生産資材の価格と、流通加工の業界構造の見直しです。生産者の努力では対応できない部分は、政治が変えていくべきところです。
(小泉進次郎氏Facebook投稿より 2016/1/17)