鹿児島銀行が農業生産法人を設立 10億円規模の農業ファンド設立も

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鹿児島銀行は2016年中に、生産から加工・販売まで行う農業生産法人を設立する意向を発表した。農業を通じて地域を再生していくことが目的とのこと。当初は赤字覚悟でも事業を継続していくと同行の頭取は話している。県内の大隅半島と薩摩半島で農地を確保し、米、野菜、果物を生産を想定している。

 

地域再生に向けて、下記3点の実現を目指すという。

1.地域の、後継者不足・耕作放棄地問題の解消

2.休日の確保をはじめ、働きやすい環境の整備

3.IT等の活用も行いながらの、収益性の高い生産体制の確立

 

 

肥後銀行と経営統合して、農業ファンドを設立

 

鹿児島銀行は、昨年12月、肥後銀行と九州フィナンシャルグループと共同で、農業法人を支援する10億円規模の「KFGアグリファンド」を設立したと発表した。

主な対象は、熊本県・鹿児島県・宮崎県を中心とした九州地域の、認定農業者である農業法人、もしくは認定農業者候補者。規模拡大や財務体質強化などの、幅広いニーズに対応していくという。

今回の農業法人設立は、農業法人の支援に役立たせる狙いもあるだろう。

 

九州農政局の発表によると、鹿児島県は4,263億円の第3位。これは1位の北海道1兆1,110億円、2位の茨城県の4,292億円に次ぐ数字だ。また、九州7県の総産出額は全国産出額の20.2%を占める。鹿児島以外にも宮崎と熊本が産出額トップ10に入っている。

 

農業の一大産地として新しい動きが見え始めている九州の今後にはアンテナを立てておきたい。

 

 

参考URL

鹿児島銀行が農業法人設立~その真意は-データ・マックス NETIB-NEWS



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