イオン、パートナー農家の野菜を店舗に当日直送 今年春より開始

農業メディア「AgriFood」の最新記事を購読しよう
line_addfriens_banner

top_160109

 

イオンは2016年の春から、直営農場で採れた野菜を店舗に直送する。朝に収穫した野菜が1~3時間後には店頭に並ぶことになる。これまで野菜が店舗に並ぶのは収穫の翌日や翌々日になることが多かったが劇的に早まる。地元のスーパーに対抗するべく、地域密着型の販売に力を入れていく。

 

野菜を収穫するのは全国19カ所に直営農場を持つイオンアグリ創造。各農場の近くにあるイオン5~10店に届ける。最初はハクサイやキャベツ、コマツナなど20品目が対象になる見込み。

 

 

地域の生産者と組んで生鮮野菜を強化

 

すでに2015の12月から茨城県の農場で実験を開始。直営農場の近隣の生産者とも連携して野菜を集荷している。今後は直営農場と店舗の物流網を生産者にも開放して、鮮度の高い野菜の取り扱いを強化する。

 

これまで、大手スーパーは地域生産者とのつながりが弱いといった課題があった。イオンは「パートナー」と呼ぶ地域の生産者を、早期に100法人以上(現在の2.5倍)に増やす。新鮮な食品の専門コーナーを全国約150の店舗に広げ、物流も見直してグループで掲げる地域密着戦略を進める。

 

 

参考URL

イオン、朝採れ野菜直送 直営農場から昼店頭に-日本経済新聞



4110