東大阪市が独自に取り組む、小規模農家のための「エコ農産物」制度

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東大阪市が認定するエコ農産物の制度が成果を上げている。もともと、大阪府には「大阪エコ農産物」という取り組みがあるが、それとは別に市独自の基準でエコ農産物のブランド化を進めている。

 

大阪エコ農産物は、農薬、化学肥料(チッソ、リン酸)の使用量が標準量の半分以下である農産物を認証する仕組み。基準を満たす農産物には認証マークをつけて販売される。また、品目ごとに1アール以上の面積で栽培することが条件になっている。対象となる品目は水稲、だいず、さつまいもなどの77品目。

 

 

府のエコ農産物とは異なる基準で、小規模農家を支援

 

東大阪市では小規模で多品目栽培が多く、1アール以上という面積の条件を撤廃した。対象品目は大阪エコ農産物と同じ77品目。農薬、化学肥料が不使用であれば、77品目以外の品目でも認証される。

 

認証件数は2014年が236件、15年が750件と大幅に増加している。認証を受ければ、直売所に出荷する手数料も5%返還される。多い農家では1人で15品目の認証を受けている。

 



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