JAふくしま未来が従来品より安価なオリジナルの肥料を開発 JA合併の大口注文でコストダウン

農業メディア「AgriFood」の最新記事を購読しよう
line_addfriens_banner

 

JAふくしま未来は果実と野菜用のオリジナル肥料を開発した。従来品に比べ、1袋(20キロ)あたり300~500円ほど安くなる。販売は9月上旬を予定している。

 

新たに開発したオリジナル肥料は、「もも基肥」、「りんご基肥」、「なし基肥」、「なし追肥」、「ぶどう基肥」、「くだものオールスター」、「さや・いんげん専用」、「やさいオールスター」の全8種類。名称は公募で決まった「みらいろ物語」に統一された。

 

オリジナル肥料褒賞式HP用016(画像:JAふくしま未来)

 

JAふくしま未来は今年の3月に「JA新ふくしま」、「JA伊達みらい」、「JAみちのく安達」、「JAそうま」が合併して誕生した。これまでは、旧JAごとに異なる肥料が使われていたが、合併により大口注文が可能になった。これにより、JA福島地区で扱っていた8000袋は、3万袋弱にまで増え、製造コストの削減につながった。

 

JAは農家の所得を増やす運動を進めており、今回のオリジナル肥料の開発もその一環となる。



4362