機能性表示食品の認知度は8割、2割が購入経験あり 「機能性表示食品に関する消費者意識調査2016」

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電通ヘルスケアチームは20~60代の全国の男女1,000名を対象に「機能性表示食品に関する消費者意識調査2016」を実施した。同様の調査は2015年の6月と9月にも実施されており、徐々に機能性表示制度の認知が高まっていることが明らかとなった。

 

2割の消費者が機能性表示食品の購入経験があり、内訳は女性よりも男性の方が若干多い結果となった。女性はスーパーフードや、野菜を最初に食べるベジタブルファーストなど、機能性表示食品以外にも関心が高いことがわかった。

 

以下が今回のリサーチ結果から得られた消費者の傾向。

 

1.機能性表示食品の認知は80.4%、昨年9月より1.3%の増加。

内訳は「制度の内容を知っている」(7.5%)、「ある程度、制度の内容を知っている」(26.5%)、「名称を聞いたことがある程度」(46.4%)となった。15年6月調査時は77.6%、同年9月調査時は79.1%で、徐々に認知が進んでいる。

 

2.機能性表示食品を1年以内に購入した経験があるのは、21.6%。女性よりも男性が多い。

全体で21.6%が1年以内に購入したと回答した。男女別に見ると、女性の18.3%に比べ、男性の方が多く24.9%となった。

 

3.健康機能の表示で魅力が高まる食品は、ヨーグルト、食用油、お茶。

健康に関する効能・効果が表示されていた場合に購入意向が高まる食品は、ヨーグルト・ヨーグルト飲料・乳酸菌飲料が最も高く、51.5%。続いて食用油(46.2%)、お茶(46.1%)となった。

 

4.スーパーフードは女性の20~30代が取り入れている。

スーパーフードという名称の認知は、全体でも5割を超える。女性で6割、男性で4割、特に女性20代での認知が高い。3カ月以内に摂取したことがあるスーパーフードは、「アサイー」、「ココナッツオイル」がトップ2。以下僅差で「チアシード」、「えごまオイル」と続く。女性の20~30代が取り入れている割合が高く、2割がアサイー、ココナッツオイル、チアシードを3ヵ月以内に食べたと答えている。

 

5.食事では野菜を最初に食べるベジタブルファーストを4人に1人が実践。

ベジタブルファーストを4人に1人(25.3%)が実践。特に女性の割合が高く、どの世代でも3人に1人が実践している。食物繊維の多い野菜を最初に食べることで、白米やパンの糖質の急激な吸収が抑えられるといわれている。また、グルテンを使わないグルテンフリーの認知度は30%を超えている。

 



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