国内生産者の販路拡大に向け、JCCとヤマト運輸が連携 海外バイヤーとマッチング
沖縄で飲食事業を中心に展開するジェイシーシーとヤマト運輸は、7月4日に連携協定を締結した。日本の生産者や事業者の国内外への販路拡大を支援し日本産品の輸出促進に貢献することが目的だ。
近年、日本の農水産品は食の安心・安全が重視されるアジア市場でニーズが高まっている。しかし、生産者や事業者が海外に販路を見出すための海外バイヤーとのつながりがないことが課題となっていた。また、沖縄にもアジアからの旅行者が増えており、日本各地の産品を食べたり、購入したいというニーズが高まっている。このふたつのニーズに応えるために両社は提携。日本の農水産品の国内外への販路拡大を支援する。
具体的には、JCCが持つ海外バイヤーのネットワークと、ヤマト運輸が持つ日本各地の生産者や事業者が有する農水産品や製品情報などのネットワークを相互に提供する。海外バイヤーとのマッチング機会を生み出すことで、農産物の海外販路の拡大を見込む。
また、沖縄県内への販路拡大を支援するために、JCCが運営する県内の飲食店やホテルで日本各地の新鮮な産品を提供する。ヤマトのインフラを活かして旬の産品を最短で翌日に届けることが可能となる。今後は両社の連携を強化して、日本産品の販路拡大に貢献していく。