JA新いわてと地元生産者が、農家の人手を確保する「農業人材バンク」を設立

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JA新いわてと岩手県八幡平市の野菜生産者が「八幡平農業労働力確保戦略協議会」を立ち上げると岩手日報が報じた。農業の人手を確保するための人材バンクとして機能する。立ち上げには県と市も関わっているという。

 

八幡平市は夏でも涼しい気候で、質の高いホウレンソウの産地として知られる。全盛期には500戸を超える生産者がいたけれど、現在は半減。若手農業者も増えてきたものの、根切りや泥落としなどの作業の手間がネックになっていた。

協議会は人材募集、育成、労働力提供の役割を一手に担う。栽培農家や市内の農協施設ホウレンソウセンターの求めに応じ、季節により繁閑があるパート従業員らの安定確保につなげる。新岩手農協八幡平営農経済センターに事務局を置く。

(岩手日報「農業の人手確保へ“人材バンク” 八幡平の生産者ら」)

 

同記事によると、作物の調整、包装を行うホウレンソウセンターの利用も促す。昨年の出荷量740トンのうち、センターを利用したのは29トン。委託料はかかるが作業負担は大きく減るため、協議会は同センターの活用も進めていくという。



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