中国「1号文件」、2035年までに農業の現代化目指す
中国共産党と国務院(政府)は4日、国営の新華社を通じ、今年の優先課題を記した最初の文書「中央1号文件」を発表した。農村の所得・生活水準向上計画の一環として、2035年までに農業部門の現代化を実現するとした。文書は、20年までに農村振興を大きく進展させ、35年までに農業の現代化を図るほか、50年までに「強い農業と豊かな農民の全面的な実現」を目指すと表明。「農業の現代化なくして国家の現代化はない」と指摘した。中国は世界最大の農業部門と数億人の農民を抱えているものの、生産性の低さが問題となっている。
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