<台風10号>安家地大根 被災乗り越え出荷

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岩手県岩泉町安家地区の伝統野菜「安家(あっか)地大根」が、台風10号の影響を乗り越えて今年も販売される。出荷を担う町の第三セクター岩泉産業開発が被災して諦めかけていたが、盛岡市の団体が協力に名乗りを上げた。地元で冬の保存食として受け継がれ、鮮やかな紅色の皮と強い辛みが特長。16日に盛岡市中央卸売市場で開かれるイベントで約200本が並ぶ。

安家地大根は20年ほど前から岩泉産業開発が農家から集荷し、毎年約2000本を首都圏などへ出荷。通信販売の価格は1本200円程度だった。台風の浸水被害で同社の集荷車両や保存用冷蔵庫が破損。農家の一部で畑が泥をかぶるなどの被害があり、今年の出荷は断念していた。(続きを読む)



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