大分県で本格化 世界農業遺産ブランド米の商品化プロジェクト

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世界農業遺産に認定された大分県の国東半島宇佐地域。この地域で、世界農業遺産ブランドとしてコメの商品化が本格的に始まった。同県の世界農業遺産ブランドは原木乾シイタケ、七島藺(シチトウイ)に次いで3例目となる。

 

コメ生産は価格下落による縮小傾向が続く中、付加価値を高めて知名度を広める意向。コメの商品化は自治体などでつくる推進協議会が推進させる。

 

 

認証基準を満たすコメは全体の0.1%以下

 

以下ふたつの条件を満たすコメを1等米として認証する。

・有機JAS認証を取得した有機栽培米。

・肥料、農薬を減らした特別栽培米で、食味の基準になる「タンパク質含有率」が6.5%以下であること。

 

同県の集落営農・水田対策室によると、県内でこの基準を満たせるのは0.1%以下。

 

2014年産は1戸が手がけた60キロのコメを販売した。15年産は生産農家が9戸に増え、約40トンを販売。九州には熊本の阿蘇地域も世界農業遺産に認定されている。同県の農林水産企画課は隣接する大分と熊本で相乗効果も見込めると期待を寄せている。

 

 

参考URL

世界農業遺産ブランド3例目 コメ販売本格化-大分合同新聞プレミアムオンライン



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