GPS搭載の自動走行田植え機をクボタが開発 9月発売予定

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クボタが業界初となるGPS(全地球測位システム)を搭載した活用した田植機『直進キープ機能付田植機』を発売する。ファームパイロットシリーズと称したGPS農機第一弾として、直進時に自動操舵できる機能を搭載している。発売は2016年の9月1日を予定している。

 

直進キープ機能を使うには、一工程目で直進方向の始点と終点を「基準登録スイッチ」で登録する。すると、次の工程から「GSスイッチ(直進キープスイッチ)」を押すだけで、基準線に対して自動で平行走行する。

 

16-10-2(画像:クボタ「ニュースリリース」)

 

 

直進キープ機能以外にも以下2つの機能を備えている。

 

・安心サポート機能

直進キープ時も手動ハンドル操作を優先するため、緊急時には操舵が可能。あぜへ接近すると手前でブザーが鳴り、さらに近づくとエンジンが停止する。圃場外では「直進キープ機能」が入らない設定で誤使用を防ぐ。

 

・多搭載予備苗台(レール8、段積8枚)

通常の田植機よりも苗を多く搭載できる。あぜからの補給回数を減らし、苗を補給する補助者も少なくてすむ。

 

初年度の販売目標は500台で、希望小売価格(税込)3,922,560円~。

 

なお、以前アグリフードの記事でも取り上げたように政府は2020年までに無人農機の実用化を目指している。クボタ以外にもヤンマーや宇宙航空研究開発機構(JAXA)が自動農機を開発している。



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