タンパク質たっぷりのミドリムシを飼料として活用する試み JA全農とユーグレナが共同研究
ミドリムシを活用した各種事業を手がけるユーグレナはJA全農と微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を飼料活用する共同研究契約を結んだ。
ユーグレナ社は微細藻類であるユーグレナの油脂を利用したバイオジェット・ディーゼル燃料の研究を進めている。油脂を抽出した脱脂ユーグレナには、動物の生育に必要なタンパク質が豊富に含まれるため飼料として期待されている。
JA全農との共同研究では、脱脂ユーグレナの飼料としての使用可能量や効果の検証を行う。将来、脱脂ユーグレナを飼料として実用化することを目指す。
ちなみに、ユーグレナを原料にした飼料の産卵成績には問題がないことは確認済とのこと。
なお、両社では2015年1月から2016年3月の間に準備実験として、脱脂ユーグレナの成分分析や採卵鶏を対象とした脱脂ユーグレナ入り飼料の飼養試験を実施し、産卵成績に影響がないことを確認しています。
(株式会社ユーグレナ プレスリリースより)
研究期間は2016年4月~2017年3月末の予定。場所は茨城県つくば市にあるJA全農の飼料畜産中央研究所で行われる。飼料用米等に続く新しい飼料として期待したい。