気になる「米の消費動向調査」
全国の消費者は米を買う際に、なにを重視してどこで買っているのか? そんな消費者の意識を調べた「米の消費動向調査」は毎月発表されている。調査をしているのは「米穀安定供給確保支援機構」、略して「米穀機構」という団体。
米を買う場所はスーパーが半数以上
最新の2015年8月分のレポートによると、1ヶ月に食べる1人あたりの米は3,774グラム。そのうち「家庭内消費量」が2,612グラム、「中食・外食の消費量」は 1,162グラムだった。
米を買う場所でトップだったのは「スーパーマーケット」の51.5%がダントツ。「家族や知人からもらう」が21.3%、「インターネットショップ」での購入が9.8%と続く。重くてかさばる米袋は家に持ち帰るのも一苦労なので、おそらくネット通販は今後伸びていくと思われる。
米の安全性よりも、価格を重視する傾向
では、米を買う際に重視する点はどこなのか。1位が「価格」の78.3%。以下、「産地」61.4%、「品種」59.9%と続く。「価格」は2011年からほぼ横ばいなのに対して、「産地」と「品種」はこの4年間でともに10ポイント前後数値を伸ばしている。
また、「安全性」を重視するのは28.5%で6位だった。「安全性」は2011年から3ポイントの幅で増減しており、大きな変化は見られない。
まとめると以下のとおり。
・1ヶ月に食べる1人あたりの米の量(総計3,774グラム)の内、
家庭内消費量:69%(2,612グラム)
中食・外食の消費量:31%(1,162グラム)
・米を買う場所
スーパーマーケット:51.5%
家族や知人からもらう:21.3%
インターネットショップ:9.8%
・米を買う際に重視する点
価格:78.3%
産地:61.4%
品種:59.9%
過去のデータも含め消費動向調査-統計情報・調査・レポート:米ネットで公開されているので、ぜひ一度チェックしてみてはどうだろうか。