伊藤忠ケミカルフロンティアがOATアグリオと業務・資本提携  農薬や肥料の海外展開を拡大

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伊藤忠ケミカルフロンティアは、農薬及び肥料の研究開発を手がけるOATアグリオとの間で業務資本提携契約書を締結した。これにより、伊藤忠ケミカルフロンティアはOATアグリオの全発行済株式の4.87%を取得することに合意した。

 

伊藤忠ケミカルフロンティアは伊藤忠グループにおける有機化学品分野の中核事業会社。農薬原料、医薬原料などの取引を展開している。同社は今回の業務提携により、農薬および肥料においてOATアグリオが持つ研究開発力、栽培技術との相乗効果を見込む。すでに、OATアグリオの製品は北南米、アジア、中東、東欧など世界40カ国で販売されている。中でも、ダニ用殺虫剤の「ダニサラバ」は12年から15年の3年間で売上が7.5倍増加している。

 新しいビットマップ イメージOATアグリオの海外販売状況(画像:OATアグリオ

 

世界の人口は増加傾向にあり、食糧増産を目的とした農業関連資材の海外ニーズは今後も拡大すると考えられている。国連食糧農業機関は「世界人口は2050年までに増加する人口を養うには、農業の生産性を70%増加する必要がある」と発表している。



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