過去最高を達成 2015年の農産物輸出額は4,432億円

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2015年の農産物の輸出額は過去最高の4,432億円となった。この数値は14年と比べても+24.2%という大幅な上昇となった。農林水産物の合計輸出額は7,452億円。14年の6,117億円から21.8%の増加で、こちらも過去最高を更新した。

 

 

7,000億円の目標を1年前倒しで達成

 

「2016年に7,000億円」という中間目標を前倒しで達成しており、政府は「2020年輸出額1兆円目標」の前倒しも目指している。700億円の内、農産物は4,432億円と、前年と比較し24%の伸びとなった。

 

農産物の中で輸出が増加した品目を見るとコメ、りんご、牛肉、緑茶が伸びている。

コメ +56.4% 22億円
りんご +55.0% 134億円
牛肉 +34.6% 110億円
緑茶 +29.6% 101億円

 

 

輸出先はアジア諸国がメイン

 

輸出先国のトップ5は香港、アメリカ、台湾、中国、韓国。6位以下はタイ、ベトナム、シンガポール、オーストラリア、オランダと続く。トップ10の大半をアジア諸国が占め、欧米からランクインしたのはアメリカ、オーストラリア、オランダの3カ国だった。

 

上位5カ国の詳細は以下のとおり。

1位 香港 輸出額1,794億円
主な輸出品目は真珠、乾燥なまこ、たばこ

2位 アメリカ 輸出額1,071億円
主な輸出品目はホタテ貝、ぶり、アルコール類

3位 台湾 輸出額952億円
主な輸出品目はたばこ、りんご、さんご

4位 中国 輸出額839億円
主な輸出品目はホタテ貝、丸太、さけ・ます

5位 韓国 輸出額501億円
主な輸出品目はアルコール類、ホタテ貝、ソース混合調味料

 

上位5カ国への主な輸出品目は水産物が多くを占めている。日本の農産物が海外に打って出る余地はまだまだありそうだ。



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