農業と発電を両立 国内最大級の営農型メガソーラーが完成
鳥取県の北栄町大谷に国内最大級となる営農型メガソーラー「北栄ソーラーファーム」が完成したと毎日新聞が報じた。最大出力は1,000キロワット。芝の栽培農地を一時転用して農業法人「エナテクスファーム」が建設した。
もとの農地は約1.9ヘクタールで芝を栽培していた。所有者の高齢化により、2.7メートルの支柱に太陽光パネルを設置して有効活用することに。
2014年3月に農地転用の許可を得て同4月に着工。昨年11月から稼働しており、年間発電量は104万8300キロワット時(一般家庭約291世帯分)。全て中国電力に売電して年間3800万円の収入を見込むが、同社は「将来、地元で電力会社を作る動きがあれば供給したい」としている。
パネルの下と周辺では常緑キリンソウを栽培して、3年目以降は約175万円収入を見込んでいる。常緑キリンソウは屋上緑化などに使われる植物。農家の収入アップにつながるとして、全国へ発信していく意向。