受粉作業を省力化 サカタのタネが冬春向け大玉トマト「ハウスパルト」を6月から発売
サカタのタネは単為結果性の冬春向け大玉トマト「ハウスパルト」を2016年6月から販売する。単為結果性トマトは「パルト」、「ラークナファースト」、「ルネッサンス」が知られている。今回の「ハウスパルト」は、丸玉で赤熟出荷できる単為結果性品種としては国内初となる。
「ハウスパルト」は着果の安定性と省力化、高い食味を実現。ホルモン処理やマルハナバチを使った受粉が省略できるため、労力や資材コストの削減が期待できる。また、同社の「パルト」とリレーすることで1年を通じて単為結果性で赤熟出荷できるトマトの栽培が可能となった。
(サカタのタネプレスリリース「受粉作業を省力化、大玉トマト『ハウスパルト』の種子を発売」より引用)
プレスリリースによると大玉トマトに必要な肥大性、食味のよさ、果肉の硬さなどと単為結果性の両立は難しく、開発には約10年を要したという。
青果の重量は約220~240g、形は豊円、果実は色付きがよく、硬く、輸送性に優れます。(中略)また食味面では、果実のゼリー部分が少なく、果肉部分が多いのが特徴です。
(サカタのタネ「受粉作業を省力化、大玉トマト『ハウスパルト』の種子を発売」より引用)
「ハウスパルト」の希望小売価格は、1000粒入り28,900円(税抜)。全国の種苗店、JAルートを通じて販売する。5年後の販売目標額は5,000万円。
参考URL