農業ICTによる地方創生モデルを推進 みなかみ町と日立システムズが連携
群馬県利根郡みなかみ町と、日立システムズは、農業ICTによる地方創生モデルを共同推進すると発表した。ICTにより大規模化、集約化を進め、地域産業を活性化して雇用を生み出していく。
人口減少、過疎化、高齢化が進むみなかみ町は、農業や観光業の活性化で人口流入を増やしたい考えだ。町内には18の温泉と9つのスキー場があり、利根川のアウトドアスポーツも盛んに行われている。町は観光と農業が主要産業になっている。
地方創生モデルのイメージ図(プレスリリースより引用)
日立システムズは2015年に資本・業務提携を締結したアグリコンパスのノウハウを活用する。アグリコンパスは生産や物流を管理するICTシステム「アグリコンパス」を提供する企業。
日立システムズは今後、以下のような事業モデルの実現性を調査していく。
・ICTの活用による高付加価値いちごの通年栽培
・温泉熱を活用したハウス栽培
・栽培施設や直売所のショールーム化による観光業の活性化
みなかみ町はこれらの調査結果を踏まえて、具体的な施策の実現に取り組んでいく。