パソナ農援隊、パリに日本の加工食品・農産品を取り扱う『Le Salon de Chef』をオープン
パソナ農援隊は、日本の加工食品や農産品、伝統工芸品などをフランスおよび欧州に販売促進するプロモーション事業を開始する。同社は農業分野での人材育成事業を手がけている。2月16日にパリ市内にプロモーションショップ『Le Salon de Chef』をオープンさせた。
プレスリリースには以下のように記載されている。
『Le Salon de Chef』は、日本酒バーや和食レストランが一体となった施設「La Maison du Sake」内に開設します。商品の展示や販売のほか、試飲や試食もできる常設型の施設として運営し、味や品質管理で優れている日本の高品質な食材への理解を深め、継続的な販売促進につなげてまいります。また、パソナ農援隊がフランスのレストランへ直接訪問し、商品説明やサンプルの提供などを行うプロモーション活動を展開してまいります。
2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、海外では日本食への注目が高まっている。高品質で安全、安心な日本の食はフランスでも人気が高い。
パソナ農援隊が販売促進に力を入れるのは以下の商品。日本食に興味を持つレストランや消費者に向けてPRしていく。
・生産者こだわりの調味料(醤油や味噌など)
・香辛料、麺類などの加工食品
・コメを中心とした農産品
『Le Salon de Chef』の外観と店内写真(画像:プレスリリース)
海外に進出する日本のアンテナショップ
09年に四国の4県が共同で上海に出店し、12年には新潟がロシアのウラジオストクに「おもてなし館」をオープンさせた。また、15年にはサッカー元日本代表の中田英寿氏がミラノに期間限定の日本酒バーをオープンさせるなど、アンテナショップの海外進出は数年前から続いている。