「食料安全保障・栄養に関するG7国際シンポジウム」の開催

農業メディア「AgriFood」の最新記事を購読しよう
line_addfriens_banner

1 10月25日から26日まで,外務省は,G7伊勢志摩サミットのフォローアップとして「食料安全保障・栄養に関するG7国際シンポジウム」を開催します。

2 現在,全世界で約3人に1人が栄養不良(飢餓,栄養過多,特定栄養素の不足を含む)の状況にあります。この問題に対し,政府や市民社会による食料安全保障・農業・栄養分野での取組や協力,民間企業による社会貢献も達成できるビジネスチャンスとしての取組などが進んでいます。

3 本年,我が国は,G7におけるこの分野の議論を議長国として主導し,G7伊勢志摩サミットにおいて「食料安全保障と栄養に関するG7行動ビジョン(PDF)別ウィンドウで開く」を発表しました。このビジョンは,昨年G7が掲げた「2030年までに開発途上国において5億人を飢餓及び栄養不良から救い出す」という野心的な目標の達成に向け,G7が協働して取り組む具体的な重点行動分野((1)農業及びフードシステムにおける女性のエンパワーメント,(2)人間中心のアプローチを通じた栄養改善,(3)農業及びフードシステムにおける持続可能性及び強靱性の確保)を示すものです。また,これらのG7の行動は,「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(2030アジェンダ)の実施にも貢献します。

4 この国際シンポジウムは,G7伊勢志摩サミットのフォローアップとして,約150名の参加の下,「食料安全保障と栄養に関するG7行動ビジョン」に関するパネル・ディスカッションを実施し,食料安全保障と栄養に関する議論の成果を発信することを目的としています。加えて,政府,国際機関,市民社会,民間企業など多様なステークホルダーが知識と経験を共有して議論し,それぞれの取組を結集することにより,2030アジェンダを達成するための国際的な努力を加速させることを目指しています。

5 この国際シンポジウムの詳細については,外務省ウェブサイトをご覧ください。

(参考)プログラム(予定) (注)日英同時通訳有り

    • 10月25日(火曜日)
    • (9:00~ 9:30 登録)
    • 9:30~ 9:35 開会挨拶 安倍昭恵内閣総理大臣夫人
    • 9:35~ 9:41 基調講演1:伊勢志摩サミットの成果と日本のビジョン
    • 薗浦健太郎外務副大臣
    • 9:42~ 9:55 基調講演2:持続可能な開発のための2030アジェンダ達成の文脈における食料安全保障と栄養の強化の重要性
    • コスタス・スタモーリス国連食糧農業機関(FAO)事務局長補代理(経済・社会開発局)
    • 9:55~10:55 パネル・ディスカッション
    • テーマ1:農業及びフードシステムにおける女性のエンパワーメント
    • (10:55~11:10 休憩)
    • 11:10~11:50 テーマ1:農業及びフードシステムにおける女性のエンパワーメント
    • 11:50~12:15 テーマ2:人間中心のアプローチを通じた栄養改善
    • 12:30~13:45 ランチ・レセプション/基調講演(味の素)
    • 14:00~15:10 テーマ2:人間中心のアプローチを通じた栄養改善
    • (15:10~15:30 休憩)
    • 15:30~16:50 テーマ3:農業及びフードシステムにおける持続可能性及び強靭性の確保
    • 16:50~17:00 本日の総括
  • 10月26日(水曜日)
  • (9:00~ 9:30 登録)
  • 9:30~10:50 パネル・ディスカッション
  • テーマ4:実施強化のためのデータ向上
  • (10:55~11:10 休憩)
  • 11:10~12:30 テーマ5:より効果的で持続可能な資金動員に向けて
  • 12:30~14:00 ビュッフェ・ランチ
  • 14:00~15:20 テーマ6:あらゆるステークホルダーの説明責任の強化
  • 15:20~15:30 閉会挨拶


2079