障害福祉事業所の農業参入後押し 静岡県、研修や専門家派遣
静岡県は障害福祉事業所の農業参入を後押しする「農福連携」支援事業を本格化させている。専門家の派遣や視察研修といった取り組みを通じ、障害者の工賃向上と農業分野への一般就労につなげたい考えだ。
事業を受託したのは、授産製品の販売などを手掛けるNPO法人「オールしずおかベストコミュニティ」(静岡市葵区)。施設と利用者が雇用契約を結ぶA型と、一般企業に就労が困難な人が訓練を受けるB型の各就労継続支援事業所計20施設を対象に、すでに2回の研修会を開催。農福連携に取り組む福祉事業所や企業の担当者が農業経営の基本、障害者の働き方、マーケティングの手法などの実例を挙げて説明した。(続きを読む)