加工用として期待 においがなく、変色しないダイコン新品種「悠白 (ゆうはく) 」と「サラホワイト」

農業メディア「AgriFood」の最新記事を購読しよう
line_addfriens_banner

top_160203

 

農研機構はにおいがなく黄色に変色することがないダイコンの新品種「悠白 (ゆうはく) 」と「サラホワイト」を育成した。「悠白」はたくあん漬、「サラホワイト」はおろしやつまなどの生食加工に適している。

 

ダイコンの約6割は加工・業務用として使用されている。主要な加工品であるたくあんは、においが敬遠されてこの20年間で1/4にまで減っている。「悠白」を使うことでにおいのしない、フレッシュ感のある加工品を作ることができるようになると期待されている。

 
悠白

左が「悠白」、右が一般的な漬物用品種「秋まさり2号」(画像:農研機構)

 
サラホワイト

左が「サラホワイト」、右が一般的な青首品種「耐病総太り」(画像:農研機構)

 

両品種ともにおいや黄変の元となる成分を含まない初めての実用品種。「悠白」で作るたくあんは、冷蔵庫での保存、レンジでの加熱によるにおいが気にならない。「サラホワイト」で作ったダイコンおろしは、製造から1年間冷凍保存してもにおいや黄変が生じなかった。

 

「悠白」は秋まき秋冬どり、「サラホワイト」は秋まき冬どり。種子は2016年の夏から販売される予定。

 

 

参考URL

加工時に臭わず黄変しないダイコン新品種「悠白 (ゆうはく) 」と「サラホワイト」-農研機構

 



4326