東京にもイタリア野菜研究会が
イタリア野菜研究会は、生産者を中心に、これまで全国各地に約30組織され、その収益性などから注目を集めているが、東京には存在しなかった。
今回、東京イタリア野菜研究会を立ち上げるのは(一社)緑の地球クラブ(東京都青梅市)の理事長山下ようこ氏。山下氏は前東京都議会議員で民進党の次期衆院選公認候補予定者。大学で農学を専攻し、一貫して農業振興や緑化施策についての提言を続けている。野菜ソムリエの資格も持つ。
山下氏は東京など都会の農地を守ると同時に、人々の健康維持に必要な野菜中心の食生活のための方策としてイタリア野菜に着目。今年5月にはトキタ種苗から講師を招いて「育てよう!多摩の農業」と題した講演会を開催。反響は大きく、自治体からの問い合わせなどもあり、地域でイタリア野菜を栽培する農家が数人現れた。そこで、「大都市東京だからこその組織として、生産者のみならず、レストランや流通、小売など、生産から消費まで、イタリア野菜をめぐるネットワークを作り、農家が安心して栽培に取り組める体制作りをしていきたい」と考え、東京イタリア野菜研究会を主宰することにしたという。(続きを読む)